お話の記憶「もりの うんどうかい」
おうちの方がお話を読み聞かせてください。読み聞かせは1回のみ。お子さまにメモは取らせず、耳だけで聞く練習をしましょう。
おはなし(読み聞かせ)
もりの ひろばで、うんどうかいが ひらかれました。
くまさん、きつねさん、たぬきさん、りすさんの 4ひきが あつまる やくそくでした。
ところが、りすさんは かぜを ひいてしまい、うんどうかいに くることが できませんでした。
さいしょの きょうぎは かけっこです。いちばんに ゴールしたのは きつねさんでした。
つぎの たまいれでは、たぬきさんが いちばん たくさん たまを いれました。
はじめた ときは あかるかった そらが、おわるころには まっかに そまっていました。
しつもん
1. うんどうかいに くることが できなかったのは だれですか?
2. うんどうかいに あつまったのは なんびきですか?
3. かけっこで いちばんに ゴールしたのは だれですか?
4. たまいれで いちばん たくさん たまを いれたのは だれですか?
こたえ
- りすさん
- 3びき(4ひきの やくそくから、こられなかった りすさんを ひいて 3びき)
- きつねさん
- たぬきさん
かいせつ(おうちのかたへ)
否定情報の記憶と、2種類の推論を組み合わせたチャレンジ問題です。
問1: 否定情報 「〜した」ではなく「〜できなかった」という情報は、お子さまの記憶からいちばん抜け落ちやすい種類の情報です。りすさんの名前は最初の約束の場面にも出てくるため、「りすさんもいた」と覚えてしまいがちです。
問2: 数の推論 お話に「3びき」という数は一度も出てきません。「4ひきの やくそく」と「りすさんは こられなかった」の2つを覚え、そこから引いて考える必要があります。問1が正しく聞き取れていないと、自動的に問2も不正解になる作りです。
問3・問4: 2つの結果の対応 「かけっこ=きつねさん」「たまいれ=たぬきさん」という2組の対応を、取り違えずに覚えていられるかを見ています。競技が2つ続けて出てくるので、あとから出た「たぬきさん」の印象に引っぱられて、問3も「たぬきさん」と答えてしまうことがよくあります。「さいしょの きょうぎは? つぎの きょうぎは?」と順に思い出させると整理できます。
れんしゅうのポイント
- 身につく力: 否定情報の記憶・数の推論・2組の対応(競技と結果)の記憶
- 教え方のコツ: 問2でつまずいたら「やくそくは なんびきだった?」「こられなかったのは なんびき?」と2つに分けて聞き、指で4本から1本折らせると納得できます
- ステップアップ: 途中で人数が増えるお話、季節やきもちの推論を含むお話(kioku-004)へ。空の色から時刻を答える形式は、モノクロのプリントでは見分けにくいため使っていません